救命救急センター長 挨拶



 

旭川医科大学病院 救命救急センター長 岡田 基
旭川医科大学病院 救命救急センター長 岡田 基

ごあいさつ

 

 当センターは、道北・道東圏における唯一の特定機能病院として、

平成22年10月に開設されました。大学病院併設型の救命救急センターで、各診療科の協力の下に、北米型ERとして年間2000名以上の救急搬送をはじめ、年間約5500名の急病患者を受け入れています。

 

現在では旭川市は基より、道北圏、オホーツク圏からの救急要請にも対応し、他施設では対応困難な多発外傷、多臓器不全、重症感染症、広範囲熱傷、重症薬物中毒などの重症患者を受け入れています。

 

当センターは集中治療室、救命センター病床、ヘリポート、ドクターカー、さらに当院には複数名の治療が可能な第2種高気圧酸素療法装置の設備を備えております。常時救急科専門医と各診療科専門医など複数の医師が常駐し、専攻医や初期研修医とともに、地域救急医療に貢献すべく、24時間365日途絶えることなく医療の提供に努めています。

 

 当院は災害拠点病院でもあるため、DMATチームをはじめとする災害発生時の緊急援助活動にも取り組んでいます。病院内では集中治療および院内急変対応チーム中心として機能しています。また、臨床以外では、体験型を重視した学生・研修医教育に力を入れており、学会活動や基礎・臨床研究にも積極的に取り組んでいます。  

 

これからも地域の救急医療体制の質の向上にも努めてまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。